アンブルサイドの人気レストラン「オールドスタンプハウス(old stamp house)」
オールドスタンプハウスはどんな店?
イギリスの湖水地方、アンブルサイド(Ambleside)の中心地に、オールドスタンプハウスレストラン(Old Stamp House Restaurant)はあります。
兄弟で営むこのレストランは、ヘッドシェフ、ライアン・ブラックバーン(Ryan Blackburn)と、レストランマネージャーのクレイグ・ブラックバーン( Craig Blackburn)により、2014年にオープンしました。
カンブリア地方の豊かな食の材料、近海で捕れる季節の海産物を惜しみなく使い、ユニークで型にはまらない料理がこのレストランの特徴です。
オールドスタンプハウス は様々なところで評価され、数々の賞を受賞しました。
- カンブリアライフレストランオブザイヤー
- ランカシャーライフダイニングエクスペリエンスオブザイヤー
- 2019年 ミシュラン一つ星
- 2021年 トリップアドバイザー トラベラーズチョイス「ベストオブザベスト」
トリップアドバイザーの賞はなんと世界でNo1なんだって!すごい!
オールドスタンプハウスへはどうやって行く?
London Euston(ロンドン ユーストン)駅から、Lancaster(ランカスター)駅まで電車で約3時間、乗り換えをして約40分でWindernere(ウィンダミア)駅に着きます。
そこからバスに乗り、約30分でアンブルサイド(Ambleside)市内に着くことができます。
お店は、アンブルサイドの街のほぼ中心に位置します。
オールドスタンプハウスレストラン(Old Stamp House Restaurant) は階段を下りた地下にあります。
そのお値段は・・・?
メニューはとてもシンプルです。
ランチ テイスティングメニュー お一人様 45ポンド
(12:30~13:30)
ディナー テイスティングメニュー お一人様 75ポンド
(18:30~20:30)
日本円にすると、45ポンド→約6,750円、75ポンド→約11,250円(1ポンド=150円)と、かなりお値打ちにミシュラン一つ星レストランを楽しむことができます。
※ドリンク、サービス料は別途かかります。ご注意ください。
ドリンクは何を飲む?
店員さんに、ドリンクメニューが載ったタブレットを渡されるのでそこから選びましょう。
私は、「The Lakes Gin」という、湖水地方で生まれたジンとトニックウォーターをオーダー。
滑らかで澄み切った味のジンにグレープフルーツが一切れ入っていてとてもオシャレです。
なるべくローカルの物を頼むようにしてるよ!
連れはビールをオーダーしました。
1988年にレイクディストリクトで設立された醸造所だそうです。
スッキリとした苦味があり、軽くてピリッとした味わい、料理に合います。
- ビール名:HAYSTACKS
- 醸造所:Hesket Newmarket Brewery
- 国:イギリス
- アルコール度数:3.7%
ランチのテイスティングメニュー
今回私は、一人45ポンドのランチのテイスティングメニューを頂きました。
1.Black pudding “bon bon”, Duck liver, Wild rabbit
一品目は手にもってサクッといただくアペタイザーです。
Black pudding “bon bon”
右側、赤い帽子のような物がついているのが、 Black pudding “bon bon” です。
ブラックプディングのフリットに、赤いのがりんごのピクルスです。カンバーランドソース(Cumberland sause)とゆう、イギリスの伝統的なソースが使われています。
Duck liver
ピンク色のマカロンのような物が、 Duck liver です。
ビートルート(Beetroot)とゆう真っ赤な野菜で作られたピンク色はとても綺麗で可愛らしい色をしています。
鴨のリバーが濃厚で、また、くるみのピクルスがアクセントとなり、一口でしっかり味わうことができます。
Wild rabbit
カンブリアの野生のウサギの肉のアペタイザー。鶏肉のような味のウサギは淡白で思っているより食べやすい。
人参とパクチーのソースと、ピカリリ(Piccalilli)とゆうマスタードピクルスが淡白なウサギの肉の味を引き立てます。
色合いがもうオシャレすぎる!可愛い!
2.Oyster
ヨーロッパ最大の牡蠣の苗床 ”ウォルニー(Walney)”の生牡蠣です。一人一つ食べることができます。
生牡蠣は間違いなく新鮮で、身がプルプル、そして濃厚。
クリーミーな牡蠣は、きゅうり、ホースラディッシュ、りんご、ディルで上品に味付けされていて貝殻を持ってすすってしますほど。
1つじゃ物足りないよ~!!
3.Last Wolf Beer bread
こちらの手作りパン、カートメルで醸造されたビールで作られていて、外はカリッと、中がフワフワもちもちの食感をしています。
上に乗ったシードが香ばしく、また大きさもあまり大きくないのでいくらでも食べれそうです。
Jeremyさんという方が作ったホームメイドバターがパンの美味しさを引き立てます。
4.Crab from the west coast of Cumbria
カンブリア地方の西海岸で捕れた蟹を使った一品。
この下に溜まっている透明のソースですが、こちらなんとトマトのソースなんです!
透明なのにしっかりとトマトの味がします。
フレッシュで少し酸味のあるこのソースと蟹がベストマッチ!
5.Halibut
Halibut は、日本語で「オヒョウ」という名前で、カレイ科で全長は1~2mととても大きな魚です。
スコットランドの西海岸にある、ギア(Gigha)島のオヒョウだそうです。
ソースには、Leek(西洋ねぎ)のピューレとクリスピーなポテト、トッピングにはムール貝が使われており、あっさりとした白身魚と濃厚なソースがピッタリ!洗練された1品です。
6.Braised shoulder, Srumpet, Tartare, Tattie pot
肉のメインはYew Tree Farmとゆう農場の、Herdwick(カンブリア地方の山に自生する羊)という種類のホゲット(2歳までの羊肉)です。赤ワインでじっくりと煮込まれた肉は、とろける美味しさ。
Srumpet はクランペットのような物で肉と小麦粉で作られており、ミントとアンチョビソースでいただきます。
牛のロインのタルタルです。外国で生肉を食べるのに抵抗がある人もいると思いますが、イギリスでもよくタルタルとして生肉を食べる習慣があります。口の中でとろけます。
Tattie Potはじゃがいもの付け合わせです。
羊肉の呼び方
- ラム(1歳まで)
- ホゲット(2歳まで)
- マトン(2歳以降)
7.Raspberries
最後はデザートです。
ジンジャーブレッドをベースに、キャラメリゼしたラムカスタードが添えられていて、アンブルサイドで育ったラズベリーが甘さと酸味を引き出し、しっかりとした味だけど、後を引かない上品な味に仕上げられています。
Old Stamp Houseの感想
カンブリア地方の食材をふんだんに使い、オシャレでユニークな料理を食べれることができるレストラン。
店内も、地下にありながらとても清潔で綺麗になっており快適に食事を楽しむことができます。
なにより、手軽に、かつ、手ごろな値段でミシュラン一つ星を味わえるのも魅力の一つです。
アンブルサイドに訪れた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
人気店なので予約は忘れずにお願いします。
店名: Old Stamp House Restaurant
住所:Old Stamp House, The, Church St, Ambleside LA22 0BU
営業時間:12:30~13:30(ランチ)、18:30~20:30(ディナー)(火~金)、月曜日はディナーのみ営業
定休日:土・日
Web:https://www.oldstamphouse.com/
Email: HPからメール送信 https://www.oldstamphouse.com/contact-us
電話番号:tel:015394 32775
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