季節の野菜を得意としたモダンイギリス料理「Anglo」
「Anglo」はどんな店?
「Anglo」アングロは、しっかりした管理下で作られたイギリスの最高の季節の食材を豊富に使いシンプルで洗練された料理を得意とし、また環境問題にもしっかり取り組んでいて、廃棄物やプラスティックの削減など世界への影響を減らす取り組みをしています。
ヘッドシェフのAnthony Raffoは、過去にウェルウィンを拠点とするオーベルジュデュラックのトレードヘッドシェフであり、採取された食材を使用して作られた彼のユニークなメニューでよく知られており、その才能をアングロにもたらします。
2021年イギリス版ミシュランガイドにも掲載されていて、密かに注目を集めている大注目のモダンブリティッシュレストランです。
「Anglo」へはどうやって行く?
Angloの最寄り駅は、地下鉄UndergroundのCentral Line(セントラルライン)「Chancery Lane」駅(チャンスリーレーン)から歩いて約4分のところにあります。
または、地下鉄UndergroundのCircle Line(サークルライン)、Hammersmith&City Line(ハマースミスアンドシティーライン)、Metropolitan Line(メトロポリタンライン)、または鉄道Thameslink(テムズリンク)が通る、「Farringdon」駅(ファリントン)からは、徒歩約6分で着きます。
「Anglo」と緑に光る控えめなサインが目印です。
ドリンクは何を飲んだらいい?
ドリンクメニューがあるのでその中から好きなものをオーダーしましょう。
初めはシャンパンで乾杯でもいいし、ビールやワイン、カクテルなどなんでもあります。
Gordon’s London Dry Gin(ゴードン ロンドン ドライ ジン)
創業250年以上の歴史があるイギリス発のジン、ゴードンのトニック割り、ジントニックはボタニカルの豊潤な香りと重厚感が感じられるのが特徴です。
ジントニックは飲みやすいから女子に人気だね!
Toast Ale Craft Lager(トーストエール クラフト ラガー)
パリッと爽やかな味わいのラガーは様々な食事に合わせることができるシンプルなビールです。
- ビール名:Craft Lager
- 醸造所:Toast Ale Ltd
- 国:イギリス
- アルコール度数:5%
ドリンクとは別に店員さんにお水を飲むか聞かれた場合、
- Still Water(ミネラルウォーター)
- Sparkling Water(炭酸水)
- Tap Water(水道水)←無料
の3種類から選べます。お好みの物を注文しましょう。
フードメニューは1つのみ
ディナーのメニューは1種類のみ。お一人£70のTasting Menuのみになります。※サービス料が後で追加されます。
お好みで5グラスのドリンクペアリングも付けることができます。(+£40)
1. Pancake, Spelt, Sweetheart cabbage, Cheddar
一品目は手で持ってかじるスタイルのアペタイザー。
グルテンレスのスペルト小麦を使用しておりとても健康的です。またキャベツと濃厚なチェダーチーズがまたいい組み合わせで下のミニパンケーキとよく合います。
2. Anglo Sourdough, Yeast
Sourdough(サワードウ)は、小麦やライ麦の粉と水混ぜ合わせたものに、乳酸菌と酵母を共培養させた伝統的なパンです。ほのかな酸味があり、また生地の弾力も楽しめます。
イーストとバターを混ぜ合わせて作った特製バター。チーズに似た独特の風味があり、柔らかく滑らかなバターはパンに塗るとスルッと溶け出し、パンの美味しさを最大限に引き立てます。
3. Lettuce, Jersey Royals, Curd, Three Corner Leek, Sea Lettuce
Jersey Royalsはジャージーで栽培されるじゃがいもの一種です。
Curdは、牛乳や山羊、水牛などの乳に、酵素を作用させてできるチーズの1種です。
新鮮なレタスとじゃがいもとチーズがよく合います。野菜が沢山使われているのも嬉しい。
4. Chalk Stream Trout, Buttermilk, Watercress, Smoked Rapeseed(£5 追加メニュー)
Chalk Stream(チョークストリーム)とは、石灰岩地域を流れる川のことをいいます。そこで捕れた鱒(マス)を使った1品です。
こちら、とっても冷たい料理で最初とてもびっくりしました。
Buttermilk(バターミルク)と、Watercress(オランダガラシ)、スモークされたRapeseed(セイヨウアブラナ)、もシャーベット状に調理されていて、冷たい鱒のお刺身の上に乗っています。
なんとも不思議な料理。真夏の暑い時期に是非食べたい料理です。
5. Scallop, IOW Tomato, Strawberry, Cucumber, Dulse
5つ目のコースはホタテです。
ホタテとトマト、イチゴが絶妙にマッチ、酸味と控えめな甘みのバランスが完璧でした。
上に乗っているのは炭かと思いきや、coral(サンゴ礁)でした。素晴らしい1品。
今日の私の一番のお気に入りです!!
6. Norfolk Quail, Cauliflower, Seeds, Dandelion Root, Herbs
Norfolk地方で捕れたQuail(ウズラ)です。日本ではよくウズラの卵を食べますが、イギリスではウズラの肉をよく食べます。
カリフラワー、種、タンポポの根、ハーブが使われていて、とても自然でヘルシーな仕上げになっています。
ウズラの肉は小ぶりですが濃厚で弾力がありとってもジューシー。
イギリスに来てからウズラの肉が大好物になったよ!
7. Tunworth, Prune, Barley
1品目のデザート。
イギリス産のTunworth(タンワース)は、カマンベールスタイルのチーズで、クリーミーで滑らかなペーストが特徴です。
Barley(オオムギ)で隠されていますが、中にはTunworthとPrune(プルーン)が仕込まれています。
チーズの滑らかさと、オオムギのクランチーな触感が面白く、素材がよく活かされている。
8. Rhubarb, Sorrel, Woodruff
2品目のデザート。
Rhubarb(ショクヨウダイオウ)、Sorrel(スイバ)、Woodruff(クルマバソウ)と、日本でもあまり聞きなれない植物が使われたシャーベットです。
甘さは控えめ、初めて食べる味ですが、癖になります。そしてとても健康的な味。
口の中をクリーンにしてくれます。
9. Old Sourdough, Hay, Marmalade, Broad Bean Miso, Raw Honey
最後のデザートはSourdough(サワードウ)とHay(干し草)、マーマレイド、味噌ビーンズ、クリスピーハニーです。
メニューからは想像もつかないのですが、味噌ビーンズが入っていることに日本人として少し嬉しい気持ちになりました。
クランチーな食感が印象的な1品。最後を締めくくるのに最適なデザートでした。
全ての材料が混ざり最終的に味が完成することに感動覚えます。
10. 食後のお菓子
レストランでは食後、コースとは関係なく一口サイズのお菓子が出てくることがあります。
こちらはサービスに含まれているので心配なくいただきましょう。
今回は自家製チョコレートでした。これがまた口の中でとろけて美味しい!!
Angloの感想
聞いたことのない食べ物や食材が沢山使われていてとても興味深く思いました。
また一つ一つの料理が入念に考えられていて、素材の特徴を最大限に活かし最終的に完璧な1品になるのがとても感動しました。
小さいサイズで沢山の種類のコースが食べれるのは、小食の女性でも十分に楽しめることができるでしょう。
店内はモダンで綺麗に片付けられていて、とても落ち着いて食べることができました。
店名:ANGLO
住所:30 St Cross Street, Farringdon, London, EC1N 8UH
営業時間:12:30~14:00(ランチ)、17:45~20:45(ディナー)※最終入場
定休日:日・月
Web:https://www.anglorestaurant.com/
Email:pr@anglorestaurant.com
電話番号:+44 (0)207 430 1503