イギリス料理って本当にまずいの?
Noooooo~!美味しいよ!!
世界中でイギリス料理はまずいといわれているのは有名な話。
でも本当にまずいの?
結論から書くと答えは「NO」です。
ハッキリ言ってめちゃくちゃ美味しいレストランばかりです。
それはもう過去の話で、現在イギリスにはたくさんの美味しいレストランで溢れているのが現状です。
この記事では、イギリス料理がまずいと言われる理由や、イギリスで美味しい物は食べれるのか、現地の人たちの意識の高さなどについて紹介していきます。この記事を読んで少しでもイギリス料理に興味を持っていただけたら幸いです。
イギリス料理がまずいと言われているのはなぜ?
1.味付けが薄い
まず1つ目の理由として味付けが薄いと言われています。例えばフィッシュアンドチップスなんかは、魚のフライとフライドポテトが一緒に提供されますが、味付けは一切されていないのが一般的です。テーブルの上に塩とビネガーが置いてあり自分で調節して食べるのが基本的なフィッシュアンドチップスの食べ方です。
また、スーパーなどで買うサンドイッチ等もあまり味がしないことが多いです。特にレディーミール系は味付けは薄味なので自分で調節する必要があります。
ただ、皆さん本場のフィッシュアンドチップスは食べたことはありますか?
お魚は大きくて、外はサックサク、中はフワッフワでとっても美味しいんです!!
その辺のパブでもいいですが、是非一度フィッシュアンドチップス専門店に行くことを強くおすすめします。
2.実際にまずい料理がある
イギリスのまずい料理代表としてあるのが、うなぎのゼリー寄せです。
18世紀にロンドンのイーストエンドで生まれたこの料理は、うなぎをぶつ切りにして煮込み、冷やしてゼリー状に固めたもので、温かくても冷たくても食べられるそうです。
ただこれは、日常的に食べられる物ではありません。数知れずのイギリスのパブやレストランに行った筆者も一度もメニューで見たこともないし、現地のイギリス人も食べたことがないというのがほとんどです。
日本の「くさや」はどうでしょうか?独特で強烈なにおいのくさやを日本人は日常的に食べますか?
どこの国にも変わった料理はあります。
出典:JanesDaddy (Ensglish User) – English Wikipedia – <a class=”external autonumber” href=”https://en.wikipedia.org/wiki/Image:Eels_1385.JPG”>[1]</a>, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
3.食品添加物を使っていない
日本のレディーミールはどれも美味しいですよね?
でも知っていますか?日本の食品には物凄い量の食品添加物が使われていることを。
イギリスで許可されている添加物は21種類、なんと日本は1500種類以上が許可されています。
日本の食品は美味しくて当たり前なんです。
それ故に、イギリスの食品は味気のない、まずい味になりがちです。
日本人の長寿は有名な話ですが、老人の寝たきり率は世界一だそうです。それは一説では添加物で体が弱ると言われています。
あなたは、体に悪いけど美味しい OR 体に悪くないけどまずい どちらを選びますか?
イギリスに住んでて美味しい物は食べれるの?
イギリスに住んで美味しい物は食べれるのでしょうか?
答えは、「YES」です。
イギリスで美味しいものが食べれる理由について解説していきます。
1.色々な国の本格的な料理が楽しめる
イギリスは移民大国です。イギリス人を見つける方が大変なくらい移民で溢れています。
それ故、沢山の国の本格的な料理が味わえるのが最大の魅力だと私は感じています。
今日は、ポーランド料理を食べよう!じゃあ来週は、ナイジェリア料理を食べよう!そんなノリで毎回違う国のレストランへ行くことができます。
レストランのレベルも高いです。少なくとも日本よりは数倍上だと確信しています。
例えば、簡単な例をあげるとしたら、中華料理店。
私はイギリスの中華料理は日本よりも美味しいと断言できます。
日本の中華のイメージは、ラーメン、チャーハン、青椒肉絲、天津飯、酢豚 等ですよね?
イギリスの中華はもっとローカルで本格的な物が多いのが特徴です。
一度イギリスで中華料理を試してみてください。私のおすすめ料理は「水煮牛肉」です。辛い物が好きな方は一度試して頂きたいです。
ただ、日本料理に関してはかなり高いお金を出さないと美味しい物を食べることができません。これは、日本人が海外にあまり出ないということが関係していると思います。
2.スーパーで多国籍の食材や調味料が買える
イギリスに来たら、是非スーパーに足を運んでみてください。
移民が多いので、スーパーではバラエティー豊富な食材や調味料を手に入れることができます。
私は今イギリスで生活していますが、毎日の料理がとても楽しいです。正直もう日本のスーパーに戻れません。
例えば、インドコーナーにはナンのような物や、カレーの元やピクルス、沢山のスパイスを手に入れることができるし、タイコーナーに行けば、パッタイやグリーンカレーのセットのような物も売っています。
その他にも、沢山の専門店があります。ポーランドやロシアのお店、ブラジルやイタリアのお店もあります。もちろん日本のお店もあり、少し割高ですが必要な物は割となんでも手に入れることができます。
イギリスでは、どこの国の料理も簡単に挑戦することができます。
3.チーズが安くて美味しい
イギリスは屈指のチーズ大国です。スーパーでも割と本格的なチーズが豊富にありますし、チーズ専門店も沢山あります。
スーパーのスライスチーズは熟成度別に種類分けされていたり、チーズがブロック状で売っていて家でグレーターというチーズ専用おろし金でおろして使用します。
チーズ専門店では、イギリスのチーズはもちろんのこと、近辺のヨーロッパのチーズも簡単に手に入れることができます。
また、チーズと共に食べるクラッカーやジャムや、デザートワインとして飲まれるポートワインなど、チーズのお供が沢山あり、イギリス人のチーズ好きがよくわかります。
日本では外国からチーズを輸入する場合は、高い関税と輸送費がかかり、とても高くて気軽に買えないと思います。
また、日本のチーズは外国人にはまずいと評判です。
イギリスに来た際には是非とも美味しいチーズを食べましょう。
イギリス人は料理への意識が高い
よくこんな記事を目にしませんか?
「イギリス人は食に無関心」
これは私からすると全く逆です。これに関しては全否定します。イギリス人は食にとっても関心があります。
私の周りのイギリス人は男女ともに、
- 美味しいレストランを探し食べにでかける
- 好きなレシピ本、参考にしているレシピ本がいくつかある
- 好きなシェフがいる
- 料理番組をよく見る
- 友達に料理をふるまう
- クッキングスクールに通う
- 料理を作るときはテーブルセットも完璧にする
- 料理に合うワインを用意する
私が驚いたのは、イギリス人の知り合いに家で、鹿肉やハト、牛の脊髄の料理をふるまってもらったものでした。あまりの美味しさに驚愕したことを覚えています。またテーブルセットもこだわっており、ナプキンやロウソクも用意され、料理に合うワインをサーブしていただき、ここは高級レストランかな?と錯覚するほどです。
確かに食に興味がない人もいます。ただ、感覚的に美味しさを求める探究心は圧倒的にイギリス人の方があるように見えました。また、男性が料理することが多いのもあると思います。
まとめ
イギリスの学生寮などで食べる食事はハッキリ言って美味しくないでしょう。ホームステイ先のご飯がまずいこともありえるかと思います。
ですが、イギリスにはたくさんの国の種類豊かなレストランが沢山あります。中には美味しくないお店もあるかもしれません。でもそれは日本でもあり得ること。何事にも下調べは大切です。
イギリス料理には特別美味しいと言えるものがないかもしれません、ですがイギリスには膨大な数の美味しいレストランがあるのは事実です。
イギリスにはたくさんミシュランを獲得したお店もあります。そういうお店は高いのですが、リーズナブルで美味しいレストランも沢山あるので是非訪れてみてください。きっとあなたもイギリスの虜になるでしょう。